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予想通りというか、グレープフルーツの栄養分の組成は、夏みかんやオレンジなどとよく似ています。

糖分は、ミカンやネーブルが11%で、グレープフルーツは約9%と低いです。

ビタミンやミネラル等についてはどの柑橘類も大差がありません。

グレープフルーツ果汁特有の作用

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ある種の薬とグレープフルーツ果汁が相互作用をおこし、重篤な症状をひきおこすと、マスコミでも頻繁に取り上げられました。

ある種の薬とは、血圧降下剤の一種であるカルシウム拮抗剤、睡眠導入剤のトリアゾラム(ハルシオン等)、免疫抑制剤のシクロスポリンなどです。

なかでもマスコミなどがよく問題にしたのは、カルシウム拮抗剤です。

グレープフルーツの果汁との併用でその薬剤の血中濃度が通常以上に上昇してしまうのです。

そのため、薬が効きすぎて、過度の血圧降下、心拍数の増加が起こり、頭痛、ほてり、めまいなど副作用が多く出てしまいます。

薬剤によって異なる相互作用の強さ

カルシウム拮抗剤のフェロジピンで、最高血中濃度が2~3倍、ニソルジピンでは、5~6倍に。

その中でも、アムロジピンやニルパジンなどでは、グレープフルーツ果汁の影響はあまり出ないといわれています。

トリアゾラム成分のハルシオンはよく使用される睡眠剤ですが、グレープフルーツ果汁250mlと一緒に飲むと、最高血中濃度が1.3倍に上昇し、それに伴って、催眠効果も強くなります。

グレープフルーツ果汁の影響は長時間続く

グレープフルーツの苦味成分であるナリンギンが、薬物代謝酵素であるチトクロームP450の一種「CYP3A4」の活性が阻害されるためと考えられています。

また、グレープフルーツ果汁と薬の相互作用は、同時服用の時だけはありません。

薬服用の10時間前から2時間後までの間は果汁の影響を受けやすい状況にあります。

カルシウム拮抗剤はポピュラーな血圧降下剤で、飲んでいる人もずいぶん多いです。

薬を飲む側、出す側ともに意識しておきましょう。