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ファーストフード店そっくりのドライブスルー薬局をあちこちで見かけるようになりました。

御年寄りや乳幼児連れには便利です。

一方、車の中から服薬指導などをきちんと受けることができるのかなどという疑問の声も上がっています。

ドライブスルーの薬局の管理薬剤師からのお話を紹介します。

アメリカのドライブスルー薬局を参考に

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東北地方のT薬局は本格的なドライブスルー機能を持った薬局です。

自動車専用道路、車から下りずに薬をうけとることができる車専用の薬受け渡し窓口もあります。

車のウインドウを開けた人が、雨や雪で濡れないようにドライブスルー部分には屋根がつけられています。

窓口のガラスは、基本的には閉じたままになっています。患者さんは車の窓ガラスを下ろし、インターホンに向かって話せば、薬局内まで声が届くようになっています。

一方、薬剤師の声が、窓口の上部から車にいる患者さんに向けて聞こえてきます。

この薬局の社長が、アメリカで見学させてもらったウォルグリーンの調剤薬局のドライブスルーにつけられた窓口にあった金属製の引き出しを参考に作ったそうです。

この薬局を造る前に、すでにあった別の薬局でアクリル製の引き出しを作り、窓口には高さを変えて設置しました。自動車用とワゴン車用の椅子の高さに合わせました。

実際の使い勝手を検討した結果、自動車用のみにして木製の引き出しにしました。圧倒的に自動車の方が利用回数が多かったからです。

初めての患者さんは薬局内で服薬指導

病院を出る前に処方箋をファックスで送っておきます。その後、Y薬局に到着し、車をドライブスルーの窓口の横で止めます。

処方箋を受け渡し用引き出しに処方箋を入れます。薬もこの引き出しで受け取ります。同時にインターホンを通じて服薬指導を受けます。

左ハンドルの車の場合は、逆から進入します。

県によっては十分な服薬指導、薬歴管理が行われないのではないかという懸念から、ドライブスルー窓口の設置を認めないところもあるようです。

Y薬局はそう言った批判がおきないように初めての患者さんは薬局内で服薬指導を行うようにしています。

ドライブスルーの窓口利用者は一日患者数60人中10人

まだ、ドライブスルーをどのように利用していいのか、わからない人が多く、今は説明中だとか。

「乳幼児連れ、高齢者、身体障害者たちにはメリットだと思うし、一般人でも天候が悪い時は重宝だと思う。

ただ、窓口に近づいて車を止めるのが苦手な運転手はいるかもしれない」と管理薬剤師は話します。

車から降りて薬局内に入るのがそんなに面倒か?

と考える人もいるでしょう。しかし、ファーストフードのドライブスルー店は結構繁盛していることを考えると、ドライブスルー型薬局も受け入れやすくなるのでしょうか?

しかし、ドライブスルーにすることが他の薬局との差別化につながるのかどうか、あるいは薬局をファーストフード店と同レベルで考えるのかという多少、批判めいた意見もあることは事実です。

ただ、広い土地が必要なので、土地代のことを考えると 都心よりも郊外、地方に向いていると思われます。