aki-1

一時は塩分の摂り過ぎの元と悪者にされた時期もあった味噌汁ですが、今は、一日に2,3杯飲む人は、そうでない人に比べ、胃がんの発生率が激減すると賞賛されるほどの一品となりました。

原料の大豆が最高!

misoshiru-1

大豆には複数の必須アミノ酸が含まれ、ビタミン,ミネラル、食物繊維も豊富です。

また、アルコール愛飲者、喫煙者にとっても大豆は大の助っ人!なぜなら、大豆に含まれるアミノ酸はタバコなどのニコチンの害を軽減、肝機能を上げる働きがあるからです。

さらにレシチンの一成分であるコリン、大豆サポニンはアルコールが脂肪に変化して蓄積されるのを予防してくれます。

大豆たん白が血中コレステロールを減少する効果を持ち、生活習慣病予防にぴったりです。

味噌のパワー全開!

味噌は発酵食品。乳酸菌、公募などが豊富に含まれています。

乳酸菌は腸内環境を整える働きがあり、下痢、便秘両方に効果があります。又、腸内は、人間の体の中で最も大きな免疫機構と言われています。

善玉菌を増やすことができる乳酸菌は、免疫力アップ、老化防止につながっていきます。

このような味噌が持っているパワーに加え、注目したいのは味噌汁に入れる具材。

緑黄色野菜、貝類、海藻類、きのこ類など不足しがちな食材を具材として入れて摂る味噌汁は、完全栄養食品と言えます。

秋田、岩手の両県で行われた調査で、どちらの住民も一日、に摂るカルシウムと鉄分の葯4分の1をみそ汁から摂っていることがわかりました。味噌汁は効率よく栄養素を摂ることができる一品であることの証明です。

それでも塩分の摂り過ぎが気になるという人へ

みそ汁一杯に含まれている塩分の量は、1.5~2g。健康人は一日、10g以下が理想と言われています。

しかし、みそ汁は体にいいからと、毎食後、飲んでいると、塩分の理想一日量の半分はみそ汁から摂ってしまうことになります。

塩分を控え、味噌の主成分である大豆の効用を最大限にひきだすためには、コンブやカツオブシで丁寧に出汁をとり、具として緑黄色野菜をたっぷりと入れましょう。そうすることで、野菜に含まれるカリウムが、体内のナトリウムを体外に押し出してくれます。

みそと薬物の相互作用

発酵食品である味噌はワインやチーズなどと同様に、チラミンを多く含んでいます。

チラミンはアミノ酸チロシンから産生されるアミンの一種。

アドレナリン等の化学構造式とよく似ており、高血圧の発作を来しやすいと言われています。

このため、モノアミン神経伝達物質の分解を阻害する抗結核薬であるイソニアジドとの併用は、さらに高血圧の発作を起こす危険性が高めるため、避けなければいけません。