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清涼飲料のペットボトルは、現代社会の産物と言っても過言ではありません。

そんな巷に溢れている清涼飲料が病院でもらう薬に影響するという話は、関心を持たれる方も多いと思います。

清涼飲料と薬の関係の話に入る前に、まずは清涼飲料水についてお話してみたいと思います。

清涼飲料を水代わりにがぶ飲みすると……

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清涼飲料といえば、コカコーラのような炭酸飲料を頭に浮かべる人が多いと思います。

実は清涼飲料とは、炭酸の有無に関係なく、果汁50%未満のソフトドリンクは全て清涼飲料の部類に入ります。

スポーツ飲料、ビタミンやミネラルを少量加えた健康ドリンク的な飲料もあり、清涼飲料には様々なタイプのものが販売されています。

清涼飲料のペットボトルは便利がよく、水代わりにがぶ飲みする若者が増えています。

清涼飲料1.5L入りのペットボトルは、一食分のカロリーと同じ

清涼飲料の飲み過ぎでよく言われるのは「糖の摂り過ぎ」です。

清涼飲料を飲み過ぎると、食欲が落ち、体内の栄養バランスが悪くなります。その結果、イライラ、集中力低下もひきおこします。

そして、もう1つ清涼飲料に入っている砂糖が原因で、血糖値の急上昇が問題になってきます。血糖が急激に上がると、インスリンが大量に分泌され、反動性の低血糖を起こし易くなります。

つまり、ペットボトル症候群と言われる糖尿病を発症しやすくなります。

コカコーラなどの酸が薬物の有効成分を分解してしまいます

これから本題に入ります。

清涼飲料を極端にがぶ飲みしなくても、習慣的に飲むことで清涼飲料に含まれる炭酸、カフェイン、ビタミンなどが薬物の効果に影響を及ぼすことは、しばしばあります。

コーラなどの炭酸飲料は、pH2~3と酸性度が高いのが特徴です。酸による影響を受け易いアンピシリンやエリスロマイシン等を炭酸飲料と同時に服用すると、薬物の有効成分が分解されて効果が低下します。

脂質代謝改善剤のニセトリロールも酸で分解され、副作用が発現してしまうことがあります。

また、禁煙補助剤としてよく使われていたニコチンガムは、口中の酸性度が高いと、体内に吸収される分子型のニコチンの比率が低下して吸収が悪くなります。

水虫の治療薬は清涼飲料の酸によって血中濃度が上昇

水虫などの白癬菌治療薬イトラコナゾールは清涼飲料によって吸収が増加することがわかっています。

水ではなくて、325mlのコーラで服用すると、イトラコナゾールの血中濃度は二倍以上も上昇するという報告があります。

コーラと喘息治療薬を同時に服用すると、コーラにはカフェインが相当量入っているので、喘息治療薬で気管支拡張剤のテオフィリンを同時に服用するとイライラや不眠などの服採用が強くなります。

清涼飲料の中に大量のビタミンCが入っている場合

清涼飲料の中には「一本の中にレモン50個分のビタミンC含有」と宣伝しているものがあります。

大量のビタミンCとの併用で血中濃度が上がってしまう薬物として女性ホルモン剤のエチニルエストラジオールがあります。

女性ホルモンは更年期障害、骨粗鬆症の治療薬、避妊薬ピルなどにも使われます。ビタミンCは体にいいビタミンの代表的な存在ではありますが、大量となると、自分の服用する薬物との照らし合わせが必要です。

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大変、便利なペットボトル飲料ですが、頼り過ぎるのもよくないということです。

たまにはペットボトルの緑茶を急須で淹れる緑茶に変えてみませんか?

アンチエイジングとして有名なカテキン類がペットボトルの数倍も含まれていますよ。