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主に30歳代という働き盛りの薬剤師の声を拾ってみました。

30歳代の薬剤師ほとんどが不満に感じているのは、「休暇」「給料」「将来への展望と不安」、この三つの不満が他の不満を大きく上回っていました。

しっかりと休暇がとれない

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管理薬剤師などの管理職にこの不満は多いです。

管理職と言う立場上、率先して休みが取りにくいのが現状です。

レセプト処理業務は月末。年末年始、ゴールデンウイークなどの休みの確保が難しいですが、時にはロングステイで家族と一緒に休暇を過ごしたいと思います。

給料が他の専門職の30歳代と比べると決して多くない

同年齢の医師、歯科医師を除いた医療専門職と比較すると、診療放射線技師がやや多いぐらいで薬剤師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、作業療法士等のコメディカルの給料は横並びです。

一般企業で働く研究者、また、大学職員、高校教師のほうが給料のが多いと言われています。

転職する時の給料やパートの時給はそれなりにいいと思いますが、同じ職場に継続して勤務すると、ほとんど昇給の期待はできません。

今後、子供が大きくなり、生活費が増えていくことを考えると、先行きが不安になります。

パート薬剤師の高給に疑念の思い

30歳代薬剤師の給与を分析して見ると、30歳代前半と後半の年収の差は50万~100万円。

この差をどう思うかですが、経済評論家の話によれば、年収の年齢差は大きいほうではないと。

常勤薬剤師は管理薬剤師か店長にならなければ、年収はほとんど上がらないという声も。

全く薬剤師として働いたことがなかったパート薬剤師の待遇が良すぎるのでは?

某調剤薬局では、前向きに調剤業務に取り組む常勤薬剤師と勤務時間が終わればそれでよしという思いが汲み取れるパート薬剤師。

それにも拘らず、パート薬剤師の時給のほうが常勤薬剤師の一時間あたりの残業代よりも高給なのは納得できないです。

中には優秀なパート薬剤師も沢山います。ただ、常勤薬剤師の批判の声が集まりやすいことを考えると、パート薬剤師のレベルは現場でも大きな問題になっていることは間違いないようです。

30歳代の薬局開設者の声

薬剤師のそれぞれの能力によって給与を大幅に差がつけられるようになれば、高いスキルを持つ薬剤師が育つのはわかっています。

しかし、現実問題として処方箋枚数の増加に合わせて薬剤師を増やさなくてはいけません。

現在は求人が非常に困難であるため、たとえ向上心に欠けていても、またブランクがあっても、とにかく薬剤師の資格を有する者を高給でも雇い入れなくては経営が成り立たないのです。

そのような無意味な人件費確保のために、スキルの高い薬剤師にその能力に見合うだけの十分な報酬を払うことが難しくなるのです。

勤務時間が平均よりも長い

これは厚生労働省関係の調査結果ですが、忙しいと実感している薬剤師は多いようです。

経営者の考えを変えてもらいたいです。休みなし、毎日残業状態です。どうやれば患者さんに親切な服薬指導ができるのでしょうか?

勤務時間、休みもとらずに働いています。調剤ミス対策を色々、考えていますが、十分な休暇も無く、疲れがたまっても働き続けるため、調剤ミスが出てもおかしくないと思います。

もっと仕事にゆとりを持たせてほしいです。

忙しくて勉強する時間がない

最新情報を入手したり、色んな知識を身につけたりしなければいけないのはわかっていても、日中の忙しさや残業疲れで、勉強する気力が湧かないという声が多いです。

調剤に忙しく、勉強する時間がないので、アメリカのようなファーマシー・テクニシャンの制度の導入を考えたら思います。

※ファーマシー・テクニシャンとは;計数調剤を行う薬剤師の資格がない調剤助手のこと。

アメリカの薬局では薬剤師一人に、一人以上のファーマシー・テクニシャンをつけることが許可されています。

たしかにファーマシー・テクニシャン制度が導入されれば、薬剤師の忙しさは解決に向かうと思われます。調剤過誤を未然に防ぎ、薬剤師が患者さんにかける服薬指導の時間も保つことができます。

もう一度、人生をやり直すなら、また、薬剤師を職業にしますか?

この質問に対して「はい」と答えた薬剤師は、4割しかいなかったそうです。

人気の高い就職先、転職先である薬局に絞って統計をとってみても、同様の結果となりました。

十年後、40歳になった時はどうなっているのでしょうか?

少しでも遣り甲斐を感じられるようになっていることを祈らずにはいられません。