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病院薬剤師、調剤薬局の薬剤師も自分のスキルアップの向上を目指しながら仕事をしています。

その中の1つに学会発表があります。病院だけでなく、調剤薬局も学会発表を積極的に行っているところがあります。

また、専門薬剤師の資格を有するためにも学会発表の経験は重要です。

これから、調剤薬局の薬剤師が学会発表し、コミュニケーションスキルもアップできたという薬剤師の話を紹介します。

学会発表は薬局薬剤師のレベルアップにつながると思いますか?

つながると思います。特に初めての学会発表は、非常に意識改革させられます。

発表のやり方としては、口頭発表とポスターセッションが主ですが、やはり口頭発表のほうが能力が付いてきます。

理由は、大勢の人達の前で約10分前後という限られた時間の中で、自分が主張したいこと理論立てて話すということは大変な労力を必要とし、修練の場になるからです。

薬剤師にとって的確にプレゼンテーションを実行できる能力を身につけることは非常に重要です。学術的な裏付けを基にして患者さんにする服薬指導、コミュニケーションのとり方に大変役に立ちます。

発表の内容よりも、発表するという行為が重要ということですか?

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たしかに、学会発表の内容が良いものであれば、それはそれで素晴らしいことです。しかし、私達は大学や製薬会社の研究員ではありません。

いくら学会発表の内容がよくても、必ずしもそれが患者さん相手に全ていい仕事としてつながるとは限りません。

薬局薬剤師が行う学会発表は、学術的な専門知識を身につけて、医師や他の薬剤師との連携を持つためのコミュニケーション方法を学ぶには非常にいい機会だと思うし、修練の場という感じがします。

そのようなスキルは企業が提供する研修だけではなかなか身に付かない?

いわゆる座学と言われますが、座って受動的に話を聞かされるのと、自分から動く、能動的な勉強法とでは、終了した時の気持ちが全然、違います。

やはり、後者のほうがより頭に入るし、達成感も得られます。

例えば、話しの上手な人の話を聞くと、「うまいな」とは思いますが、本当の意味でのうまさは聞き手の私達にはわかっていません。

しかし、実際に自分がやってみると、人前で話す難しさがわかり、「あの人は本当に話すのがうまいな」と心底、感じることができます。

自分もやってみてわかる?

そういうことです。学会で発表した経験を持つ薬剤師と話してみると、皆、経験してよかったと言います。

1つのテーマをじっくり考え、調べていき、発表する内容の筋道を立てていきます。そして自分が一番、伝えたいことを文章にします。

その時に作るスライドにしても、聴いてくれる人達が見やすいように色、字の大きさにも気を配っていきます。

このような一連の行動や思考の中で、患者さんに短時間で効率よく服薬指導をしていく訓練になるのです。それがわかったということはすでにスキルを向上させていることになると考えます。

これからは?

勿論、学会発表には積極的に取り組んでいこうと考えています。

全ての薬局がそういうわけではないですが、大手チェーン薬局が会社全体として学会発表に力を入れているところがありますが、やはり、そういうところは知識の向上だけでなく、業務成績もいいです

薬剤師は、患者さんのために学術性、専門性を含んだ業務能力を高めていこうと思わない限り、患者さんを満足させるようないい仕事はできません。

他の薬剤師も学会や研修会に足を運ぶだけではなく、もっと積極的になって、発表する側になってほしいです。