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ほとんどの薬剤師が患者さんの病気がよくなること考えながら仕事をしています。

しかし、薬剤師も人の子。時には、ポツリと本音を。そのホンネを拾ってみました。

ここでの本音の声は、各々の保険薬局に勤務する薬剤師です。

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本音①

電話で疑義照会すると「それがどうしたの?」「それぐらいのこと、僕はわかってる」などと、薬剤師の言葉には耳を貸さず、自分の処方を貫こうとする医師がいます。

MRがしっかりと医師に情報を伝達していなことが多く、医師だけでなくMRに対しても不満だらけです。医薬分業とは名ばかりで、一番上にあるのが「医」です。

一番、強いのは患者さんなのに患者さんは医師の前に出ると、借りてきた猫のようになります。

私は今、医師の前でも我儘でいいんですよと薬局で、患者教育をしています。

本音②

70歳代の患者さん。インスリン注射と血糖降下薬を飲んでいます。

低血糖防止にいつもブドウ糖を4袋、あげています。患者さんがある日、そのブドウ糖をもっとほしいと言ってきました。

頻繁に低血糖が起きるようなら、医師に相談しなければいけないのですが」と話したところ、疲れた時、ブドウ糖を飲むと、楽になるので飲んでいるとのこと。低血糖で飲んでいるのではないようでした!

ブドウ糖の取りすぎで、おそらく血統がうまくコントロールされていないと思われます。すごい心配なんですが、とても頑固なお年寄りなので、聞く耳はゼロ。もう困っています。

本音③

薬の説明や服用方法を患者さんに話そうとすると、「病院で聞いてきましたから」と。何か、他の薬を飲んでいるかと尋ねれば、「病院にちゃんと話してありますから」……どのように試みても話してくれない患者さんがいます。

そんな時、「病院とは違う面で話しができるかもしれないじゃない」「病院ではわからない薬の相互作用があるかもしれないのに」と、薬剤師としての面子が保てず、キレそうになることがあります。

そして、(そんなことを言う患者さんには教えてあーげないっ)と意地悪な気持ちが湧き上がってくる自分をうまく処理できず、自己嫌悪に陥ります。これではいけないんですけどね。

本音④

当薬局に来られる患者さんの意識がいい方向に変わり、今までの努力が報われた感じです。

今までは、「先生に言ってます」「先生からもうお聞きしました」など、薬剤師にとっては寂しい声が多かったのです。

しかし、最近は「『薬局に行って聞きます』と言ってきました」「やっぱり、薬の専門家に聞くほうがいいかと思って……、あるいは「先生に言いにくくて」などと、薬剤師にとって嬉しい声を、患者さんから聞けるようになりました。

これも、患者さんからの寂しい声に屈することなく、それぞれの患者さんに合わせた服薬指導を心がけてきたことが、今につながっていると思います。

そして、自分たちがアドバイスしたことを実行し、症状の改善が見られたと患者さんから報告があった時は、モチベーションがずいぶん上がり、これからも患者さんのためにやっていかなくてはと、心新たにしました。

本音⑤

よく相性が合うとか合わないとか言いますが、薬局に来られる患者さんとの相性も合う合わないがどうしてもあります。開局以来、苦手な患者さんがいます。初めて来られた時、調剤が遅いと叱られてしまいました。又、違う日には、その患者さんから「お金が違う」と再び叱られてしまいました。

それ以来、服薬指導の時以外は、一切、口をきかず、さっさと会計をすまされ、帰られるようになって、7年が過ぎました。

その7年の間、お待たせすることがないように、常に薬を準備していました、

それが、ある時、臨時薬が処方されていました。しかも、その薬は当薬局にはないものでした。

また、怒られてしまうとびくびくしながら、「今、この薬の在庫がありません。入りましたらすぐにお届けにまいりますから」と言いました。

すると、その患者さんは「いいよ、取りに来るから」と、全く予測できない言葉を言われました。

それからは、薬局に来られると、いつもその患者さんと世間話までできるようになりました。ほんと、マイナスがプラスに変わることあるんだなと、心底感じました。

本音⑥

薬の販売規制緩和をマスコミなどは、朗報として扱っています。

このことが薬剤師の仕事につて改めて考えなおすきっかけとなりました。消費者に薬はやっぱり薬局で買おうと思ってもらえるような、信頼と専門性が必要とされている時期が来たと実感しています。

規制緩和は薬局にとって、不利と考える代わりに薬剤師は必要と思ってもらえるように仕事をしなければと考えています。

本音⑦

⑦知り合いの薬局を手伝う機会がありました。初心に戻って一生懸命に仕事をしました。

他の薬局の細部を見るチャンスはなかなかないので、大変、勉強になりました。

薬の陳列の仕方、薬歴の書き方、薬袋の書書き方など。

薬局が変われば、中の状態、仕事の進め方、全く違うんだなと思いました。自分の薬局に戻って、良いところを取り入れてやってみようと思っています。

本音⑧

新人薬剤師の頃、たまたま、白衣を着ていなかった時、患者さんの応対に出ました。

患者さんジロジロと私を見てから、「薬剤師さんをお願いします」と言われ、「私は薬剤師ですが」と言わなくてはいけないことがありました。

薬剤師になってもはや、10年が過ぎ、今は年相応になり、白衣を着ても来ていなくても○○薬局の薬剤師と思っていただいています。

白衣を着る職業はたくさんありますが、薬剤師も又、白衣は神聖なるものと時には、仕事に対してだらけそうになる自分を奮い立たせています。

本音⑨

当薬局に処方箋を出す薬局の医師は、悪筆でプライドが高く。疑義照会する時もすごい気を使います。

臨時処方になると、印刷の字の下に医師の手書きがよくあるのですが、非常に読みにくいのでしょっちゅう、疑義照会する必要があります。

字が読みにくいからとは言えずにうちの薬局のFAXの調子が悪くて印字の状態がよくないのですと、ごまかしてきました。FAXは買ったばかりで、銚子悪くありません。

医師から「FAXはそんなに高くないのだから新しいのを買えば?」と言われています。

ずっとこのままでいくのか、はっきりと本当のことを言うべきか迷っています。