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患者さんとコミュニケーションをとることは、薬剤師の仕事の中でも重要な仕事の1つです。

そのことを十分、意識して積極的に患者さんとのコミュニケーションを試みているのですが、つい気配りを忘れて、患者さんに対して余計なことを言ってしまうことがあります。

その余計なことを言ってしまった、つまり薬剤師の失言を集めてみました。

取り返しの無い一言だった「また来たの?」

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子供が重度の喘息ということもあって、その母親から色んな相談を受けていました。そのせいもあって、かなり親しくなっていました。

ある時から、子供の調子が悪くて3日連続で薬局に来たことがありました。

その時、「どうしたの? 大丈夫?」という思いで、「また来たの?」と言ってしまいました。その瞬間、母親の顔が引きつってしまいました。

それ以来、別の薬局に行かれるようになってしまいました。つい、無意識に出てしまった言葉ですが、思い出すたびに悔んでいます。

そんなつもりで言った訳ではないけど

てんかんの患者さんに渡したフェノバール散の中に異物が混入していると連絡がありました。

実際は、異物ではなく散が何かの原因で一部ほど小さな塊を作ってしまっただけでしたが、一応、上司の薬剤師が謝罪しました。

「自分の子供の薬ですから、心配になられるのはよくわかりますよ」

母親はこの上司の言葉に対して「自分の子供でなければ、心配ではないというのか!」と激怒されてしまいました。

「帰省中」と「寄生虫」???

地方都市の薬局であるため、お盆や正月近くになると、帰省された初めて見る患者さんが増えてきます。

「帰省中ですか?」と尋ねながら、仕事をしていた時、ある患者さんには「寄生虫ですか?」

と、言ったように聞き間違えられたことがありました。

それ以来、「帰省されているのですか?」と聞くようにしています。

コミュニケーションのつもりだったけど

患者さんの処方がいつもの処方日数が増えて、長期処方になっていました。

その時、薬剤師としてはこの患者さんとは親しくなれていると思っていたので、いきなり「どこか、ご旅行にでも行かれるのですか?」聞いてしまいました。

この薬とは全く関係ない質問に患者さんは立腹され、それ以来、一度も来られなくなりました。

こういう患者さんもおられるのだと、勉強致しました。

親しみの中にも礼儀あり

慣れ慣れしくしたつもりでそうしていた訳ではないのですが、患者さんには親しみを込めて、返事を「うん」と言っていました。

すると、ある患者さんから「そっちはサービス業なんだから『はい』と答えるべきではないか」と、注意されてしまいました。

障害の度合いに合わせる難しさ

目の不自由な患者さんだったので、「薬袋には見えやすいように大きな字で書いておきますからね」と、言いました。

すると、その患者さんは弱視だったらしく、「全く見えないわけではないのでそのような御配慮はいりません」と、きつく言われました。

患者さんの要求を正確に読み取るスキルが、必要と感じました。

名前の読み違い

患者さんのお名前が信田『のぶた』様。ある時、「シンダ様」と呼んでしまいました。

冷や汗タラタラでした。

まとめ

薬剤師の思いと患者さんの思いがいつも一致しているとは限りません。決して悪気で言った訳ではないのに、患者さんにはそのようにとられてしまうことも多々あり、その何気ない一言が取り返しにならないことに、結びつくこともあります。

薬剤師は、新しい専門知識を身につける傍らで、患者さんの心理を汲み取るスキルも磨いていかなくてはいけません。