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まだまだ、医薬分業の批判が見られます。批判の声を跳ね返すには、特に薬局にいる薬剤師が努力を積み重ねていくしかありません。

医師に対しては勿論のこと、患者さんに対して分業の効用をわかってもらい、その良さを感じてもらうことが大事です。

分業バッシングに立ち向かう為に薬剤師がすべきこと

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医師の信頼を得るために

医薬分業の最大の目的は、薬物療法における安全性の確保です。

そのこと自体に違う意見をぶつける医師はいません。従って、薬局が安全性確保に貢献していることを示すデータを見せることで、理解を求めていくことが最も重要なことです。

重複投薬による健康被害など、院内処方の継続による不利益な部を立証できるところまで踏み込んだ分析を行えば、「費用が高い」というような批判を覆せるようなデータが出てくる可能性が会います。

つまり、其々の薬局が医師の処方ミスや処方箋への記載漏れ、重複投与などのチェックをさらにしていき、その結果を処方医にしっかりと伝えていくことが重要です。

「自分のミスを薬局で発見してもらい、患者さんに健康被害が及ばなかった時は分業のメリットを感じることができる」

というは、院外処方箋の発行に踏み切った医師達です。そこに薬剤選択のアドバイスを薬剤師が医師に対して行うようなことが出来れば、医師からの信頼はより確実なものになっていきます。

医師の専門外の薬に関する情報を提供したり、海外で実績がある新しい適応外処方の例をデータ付きで紹介するなど地道な努力を薬剤師はしていくべきです。

「今の医薬分業は経済誘導によって棚からボタモチのように出てきたものだけに勉強不足の薬剤師が多い。医師からプロと認められる薬剤師になるためには」

やはり、勉強は欠かせない」と、薬剤師会の役員たちは口を揃えています。

患者の信頼を得るために……

患者さんに薬局に処方箋を持ってきた時の満足度を高めることで、分業のメリットを実感してもらうのが本望です。

医師にとって、患者の口から分業に満足していることを聴くことは、鵜薬剤師から分業の良さを言われるよりもはるかに説得力があります。

ところが実際は、医薬分業の必要性について「どちらとも言えない」と考える患者さんが4割もいたとあるアンケートの調査でわかりました。

最初は分業に批判的だった患者さんでも、毎回、「なにか変ったことはありませんか?」と毎回尋ねていれば、そのうち色々、話してくれるようになり、分業のメリットを感じる様になるはずです。

また、患者さんの真属度を高めるためには、個別対応を徹底的にすべきと調剤薬局のコルサルデイングも手がける指導者的立場の薬剤師は言います。

患者さんを観察する視点に欠けているため、薬に対する患者さんの意識の変化に気付かない薬剤師が多いという指摘もあります。

薬剤師は患者さんをケアする職種だという意識を持ち、患者さんごとに自分が果すべき役割を考え直すことを続けていけば、患者さんの満足度は必ず上がっていくことでしょう。

とはいえ、これらの対応を行う以前の問題として、待ち時間の短縮、備蓄医薬品の充実、などに向けて薬剤師が努力する必要があることは、言うまでもありません。

分業バッシングをきっかけに力をつけるべき

分業バッシングは、今まで経験が無かった医薬分業というシステムが急激に広まったために生じた歪みの産物と言えます。

批判の声に対しては、個々の薬局や薬剤師会が{実績を積み上げていくことによってこたえるしかないでしょう。

バッシングされることを心外と感じる薬剤師もいるかもしれませんが、今は、むしろ薬剤師はどんどんバッシングされたり、批判にさらされたりすることで自分たちの実力がついてくるのだという意識に変換できるかどうかが、今後の医薬分業の行方を左右すると言えます。